現在、転職を検討している人のなかには、高収入を目指すために「長距離ドライバー」を視野に入れている人もいるでしょう。実際に長距離ドライバーを職にすると、年収はどのくらい得られるのでしょうか。
本記事では、長距離ドライバーのメリットをはじめ、平均年収や働くための条件などを紹介します。長距離ドライバーとして年収を上げるためのポイントも紹介しますので、ぜひ今後の参考としてお役立てください。
CONTENTS
長距離ドライバーってどんな仕事?
長距離ドライバーの平均年収を知る前に、まずはどのような仕事なのかを押さえておきましょう。「長距離ドライバー」と聞くと、長い距離を運転するだけの仕事と思われがちですが、詳細は把握できていない人が多いかもしれません。
長距離ドライバーとは、中型トラックや大型ドラックを運転する人のことを指しています。主に、国内や都市間の長距離にわたって移動し、材料や商品を輸送しています。
輸送するなかには、日用品や食品も含まれています。さらに、液体や工場資材、ガスのほか、危険物なども輸送することもあります。
輸送する材料や商品は多岐にわたるので、転職の際は募集要項をしっかりとチェックしたほうがよいでしょう。勤務時間は車中で過ごすことがほとんどですが、荷物の荷下ろし・集荷・積み込みなどの運転以外の業務も発生することは覚えておいてください。
また、長距離ドライバーと呼ばれるのは、一般的に片道300キロ以上を移動する人材です。片道300キロは、時間にすると大体4〜5時間ほどに換算され、距離で言えば東京から名古屋を移動するようなイメージです。
長距離ドライバーとして働くメリットとは?
長距離ドライバーとして働くと、どのようなメリットが得られるのでしょうか。4つのメリットを紹介しますので、少しでも自分自身に当てはまったら、あなたは長距離ドライバーに向いているかもしれません。
給料が高い
長距離ドライバーは、高収入が期待できる職業です。ただ、距離によって給料には差があるのは事実です。
短距離ドライバーや中距離ドライバーなどの職業もありますが、それらと比較すると、長距離ドライバーは高い給料が得られる可能性が高いでしょう。少しでも高い給料を得たい場合は、短距離・中距離ドライバーではなく、長距離ドライバーをおすすめします。
運転好きにピッタリ
「ドライブが好きだ」「ドライブが趣味だ」と、運転が好きな人にとって、長距離ドライバーは天職かもしれません。普段からドライブをする機会が多く「運転が苦ではない」など、趣味になっている人であれば、楽しく仕事ができるでしょう。
先述した通り、長距離ドライバーの業務は、ほとんどが車中です。しかも運転が業務なので、趣味を楽しむかのように仕事ができるのは大きな魅力です。
人間関係に悩むことが少ない
「人と関わる仕事をできるだけ避けたい」という希望を持つ人にも、長距離ドライバーは魅力的な仕事です。とくに「人間関係に疲れて転職を検討している」といった人は、長距離ドライバーを視野に入れてみてもよいかもしれません。
長距離ドライバーは、基本的に一人で運転するのが業務の大半です。そのため、極力同僚や上司と関わることも避けられ、ストレスをムダに抱えずに済みます。
たくさんの場所に行ける
長距離ドライバーは、好奇心旺盛で刺激を求めている人にもピッタリです。仕事柄、長距離ドライバーは遠距離を移動することになるため、さまざまな土地に足をのばせます。
全国各地に行ける可能性もあるので、ご当地グルメを堪能することも可能です。業務で運搬する荷物にもよりますが、旅をするような気持ちで業務をこなせるでしょう。
長距離ドライバーの年収の平均はいくら?
長距離ドライバーの年収は、企業によって異なりますが、平均して400〜750万円です。平均給与で言えば、月収30〜60万円です。
勤務地や企業によって変動するのはもちろん、経験年数によっても異なります。平均年収が高いか、低いかは個人の判断になりますが、高収入を狙える可能性がある職業といえるでしょう。
長距離ドライバーの場合は、一日の拘束時間が長いことも高収入につながっているポイントです。夜間にも走行する場合があるため、夜間手当がつくのも給与に大きく影響しています。一般的な給与よりも高くなるのにも、それ相応の理由があることは理解しておきましょう。
短・中距離ドライバーの平均年収
長距離ドライバーの平均年収である400〜750万円は、当然ですが短距離・中距離ドライバーよりも高い数字です。短距離・中距離ドライバーの場合、300~500万円程度が平均年収です。月収に換算すると、25~40万円程度でしょう。
ドライバーは、距離に応じて給料に違いが出ます。長距離を運転すれば疲労を感じる度合いも比例していくため、結果的に距離が長くなればなるほど年収が高くなります。企業の規模によって給与は異なるものの、長距離ドライバーはドライバーのなかでも平均年収が高いといってよいでしょう。
長距離ドライバーになるための条件はある?
高収入を目指せるからといって、すぐに長距離ドライバーとして活躍できるわけではないので注意しましょう。長距離ドライバーになるには、いくつかの条件を満たさなければなりません。
まずは、運転免許証の取得です。長距離ドライバーは、普通免許でなく、中型免許もしくは大型免許を有していることが絶対条件です。
「まだ中型や大型の免許を取得していない」という人は、求人をよくチェックすることをおすすめします。採用を積極的に行っている企業であれば、未経験者のために会社負担で免許取得をサポートしてくれる場合があります。
費用も負担してくれる企業もあるので、未経験者の場合は募集要項をしっかりと見極めてみてはいかがでしょう。また、免許の取得以外にも、良好な健康状態であるかどうかも大きなポイントです。
長距離ドライバーは、不規則な仕事です。そのため、健康状態が良好で、体力のある人が向いています。不安のある人は、一度健康診断を受けたり、医師に相談したりするとよいでしょう。
長距離ドライバーとして年収を上げるには?
高収入が期待できる長距離ドライバーですが、さらに年収を上げるには何をすればよいのでしょうか。長距離ドライバーとして年収を上げるポイントを3つ紹介しますので、キャリアプランを立てる際にお役立てください。
経験を積む
年収を上げるには、長距離ドライバーの経験を重ねることが大切です。やはり未経験からのスタートでは、すぐに高収入を得ることは厳しいでしょう。
しかし、経験を積むことで年収はどんどん上がっていきます。長距離ドライバーは歩合制の企業もあり、燃料費や高速道路の料金も査定基準になることも多いです。
ただし、「燃費のいい運転をする」「適切なルートを選ぶ」という効率のよさは、経験を積んで業務に慣れれば実現できることです。経験が年収に反映されやすい職業ともいえるかもしれません。
勤続年数を増やす
長距離ドライバーは、経験もさることながら、勤続年数を増やすことも高収入につながります。勤続年数が増えれば年収も高くなるので、未経験からのスタートでも継続して努めれば高収入を目指すチャンスはあるでしょう。未経験で給与が思ったよりも得られなかったとしても、経験を積み、さらに勤続年数を増やせば満足のいく収入は得られるはずです。
資格を取得する
資格の取得で高収入を期待できるのも、長距離ドライバーの特徴です。もし「中型免許しか取得していない」という人がいれば、大型免許の取得をおすすめします。
大型免許を取得するだけで業務の幅が増えるため、年収を上げられる可能性が高くなります。「玉掛け免許」「フォークリフト免許」「牽引車」などの資格も、長距離ドライバーの業務に活かせるので高収入につながるはずです。さらに「危険物取扱者」も取得しておけば、危険物を輸送できるため高い給与が期待できます。
まとめ
長距離ドライバーは、他のドライバー業務と比較すると高い年収が望める仕事です。経験や勤続年数を重ねたり、資格を取得したりすれば、さらに高収入を目指せる可能性があるので、日々の努力が給与に表れやすい仕事でもあります。
ただし、長距離ドライバーは不規則な業務であることから、向き・不向きが問われます。特に、体力面に不安がある人は事前に健康診断などを受けておいたほうがよいでしょう。しかし、異業種からの転職で高収入を目指したい人にもチャンスはある職業なので、この機会にぜひ長距離ドライバーへの転職を検討してみてください。
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